福祉教育
大人も子どもも、障害のある人もない人も、すべての人々が地域の中で安心して心豊かに暮らすことのできるまちにしていくため、互いに尊重し、思いやりの心を持って、共に生きる力を育んでいく取り組みを「福祉教育」といいます。
具体的には、子どもたちの福祉の学びを支援する取り組み(学校での福祉体験教室)や、住民主体で地域福祉をすすめていくための取り組み(住民座談会)などがあります。
福祉体験学習のメニュー
福祉体験学習の支援
職員と地域福祉の担い手(地区社協・地区民児協)が共に学校の授業などに出向き、車いす・アイマスク体験の支援をします。
ゲストティーチャーの紹介
視覚障害者や聴覚障害者、福祉に関わるボランティアなどを講師として紹介し、点字や手話等の知識や実体験に基づくお話をしていただきます。
福祉体験器材の貸出
高齢者疑似体験セット・車いす・点字セット等の福祉体験器材を貸出しています。
福祉教育プログラムの流れ
(例)小学校4年生「総合的な学習の時間」
【講義】「福祉」ってなーに?(9:30~9:50)
- 福祉は「障害のある人」や「困っている人」の幸せを考えるだけでなく、自分たちの幸せについて考えることも福祉であることを伝えます。
- 自分たちの日常は、多くの人の支えあいや助けあいによって成り立っていることに気づき、その大切さを学びます。
【体験】車いす・アイマスク体験(9:50~11:00)
- 車いすを使う方や目の見えにくい方の立場を考えたり、共感したり思いやりの心を持って取り組むように促します。
- クループで体験することで、一人ではなく、人との関わりについて考えるきっかけを体験しながら学ぶことができます。
【発表・振り返り】(11:00~11:15)
- 体験の中で感じたことを振り返ってもらいます。
- 子どもたちが自身の気持ちの変化から、今後の行動変容につながるよう促していきます。